2012年10月1日月曜日

ノンオイルのカレー屋さん杏やと、おうちカレーのおはなし


吉見、富士、茂木、いわきなどあちこちでレースが行われた週末でした。
みなさんお疲れ様でした。楽しかったり、得るものがあるレースでしたら何よりです。
お知り合いの方のレースはまるで自分のことのようにドキドキして、気になっています。
みんな頑張ってるから、みんな優勝できたらいいのだけど、と
ついつい考えてしまうので、あんまり勝負の世界ってわかってないんだと思いますが
それでもやっぱり、みなさんお疲れ様でした。

良いお天気だったのに、自分は土曜日に家を出た途端
落車しておでこと地面がごっつんこしました。
いわきのクリテリウムに出ているざいこうさんが
レースをやめて帰ってくるというので
帰ってこなくていいから勝ってー、といったら本当に勝ったので驚きました。

ざいこうさん、レースの前日はごはんとお肉メインです。
今回、写真のカレー(ごはん2合!盛ってて楽しかった)を作ったので、
今日はカレーのおはなし。

いきなり閑話休題、大岡山の杏やをご存知ですか?
香辛料のメーカーに20年以上つとめていた店主さんがいとなむカレー専門店です。
ここのカレーは野菜と果物だけをつかい、ノンオイルで仕上げています。
淡雪みたいに口どけがいいのだけれど、旨味と辛味が後を引きます。
自分の名前と店名がおなじという身びいきもあって(笑)
カレーが得意でない私も、杏やのカレーは食べられます。

何度か真似して作るのですが、その度ざいこうさんに
からい、、あじがない、、と、申し訳なさげな沈黙付きでダメだしされます。
自分で作るとおいしい、人に作ってもらってもおいしいと言いのけてしまうおおざっぱな私に比べ
何やら資格ももっているざいこうさんの味覚は時に残酷なほど確実です。

先日ふと思いついて、常備菜にしているみぞれ人参のワインビネガー漬をたしました。
結果、杏やさんには及びもつかないなりに
はじめて、ざいこうさんに美味しいといってもらえるカレーができたので
覚えがわりにメモします。
しかし、今までカレーにはほとんど縁のない人生でしたので。。
オススメの美味しい作り方などあればお教えいただけるとうれしいです。

材料(4人分・全量で約400kcal)

玉ねぎ……1・1/2個
にんにく……ひとかけ
しょうが……ひとかけ
セロリ……1本
塩麹……小1
クミンシード……小1
みぞれ人参のマリネ……1カップ
トマト缶……1缶
コリアンダー、ターメリック、オレガノ、レッドチリペッパー……適量
フルーツチャツネ……適量
パイナップルチャツネ……適量


作り方
1.玉ねぎは繊維に対して垂直に千切り、みじん切りのにんにく・しょうがと厚手の鍋に入れます。塩麹をいれてざっと混ぜ、蓋をして弱火で加熱をはじめます。

2.セロリを粗いみじん切りにして1.に加えます。焦げつかないようときどきざっと混ぜながら、あわい茶色になるまで加熱します。

3.クミンを小さなフライパンでプチプチ音がするまで乾煎りします。

4.みぞれ人参のマリネとトマト缶を2に加え、10分くらい煮込みます。

5.3.と、コリアンダー、ターメリック、オレガノ、レッドチリペッパー、フルーツチャツネ、パイナップルチャツネを加え5分ほどしたら火を止めます。

6.粗熱が取れたらもう一度ゆっくり加熱し、味を整えて出来上がり。

※ 写真は豚ロースを赤ワイン、にんにく、しょうゆ、はちみつ、ローズマリーに浸けておいたものと野菜をオリーブオイルでグリルして添えました。
※ 塩気と熱で玉ねぎからゆっくり水を出していきます。水はよほど焦げつかない限り足しません。
※ みぞれ人参の白ワインビネガー漬がなければ、人参2分の1本をすりおろし、1カップになるまで白ワインまたは白ワインビネガーを足して代用します
※  2.までの過程を倍量で作り、半分とっておいてトマトソースやケチャップを作っています。
※ フルーツチャツネがないときはウスターソースとはちみつで代用できるそうです。

きれいで簡単、みぞれ人参のワインビネガー漬




ざいこうさんは、作り置きが好きではありません。
私は薄味が好きで、味を濃くして長持ちさせるお菜はとんと箸が伸びません。

そんなこんなでうちの常備菜は
たくさん作ると美味しいもの、時間を置くと美味しくなるもの、
味を濃くするのでなくお酢で保存するものが中心になりました。
といってもざいこうさん、
南蛮漬け、ピクルスといった甘酸っぱい系は苦手なのでまたここで頭をひねります。

二人共が美味しいねーといえるせまいストライクゾーンを抜けて定着した常備菜のひとつが
みぞれ人参のマリネです。